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岩手県の民謡 外山節が好い♪ …外山御料牧場の馬方作業唄

 2015-04-24
岩手県の民謡 外山節が好い♪

   …外山御料牧場の馬方作業唄



岩手県旧南部領地方は源平の昔から、日本馬の中で最良の馬と評された
南部駒の大産地として知られている。
近代に於いても、岩手県は名高い馬産地で、日露戦争後の明治42年(1909年)、
盛岡に騎兵第3旅団司令部が設置され、第23騎兵連隊と第24騎兵連隊が
駐屯し、部隊編成は東北健児と東北地方の産馬を以って成された。

時代を遡るが、外山(そとやま)御料牧場の記録に依れば、明治9年(1876年)、
豊後大分府内藩出身の島 惟精(しま いせい)が初代岩手県令を務めていた時期、
洋種牡馬に依る産馬改良の為、岩手郡薮川村外山(現在の盛岡市玉山区薮川
外山)の官民有地1,414haを外山牧場とした。
明治14年(1881年)には県産馬会社に経営委譲するも、経営難に陥り、
明治24年(1891年)、前年の日本鉄道奥州線(現在の東北本線)盛岡駅開通を
切っ掛けに、外山牧場と周辺山林が御料地(皇室御領)として接収され、
宮内省御料牧場が創設された。
外山牧場では毎年、優秀な仔馬5頭を宮内省に上納、10数頭は繁殖馬として
飼育し、他の30~40頭の2才駒を盛岡馬市で売却していたという。
大正11年(1922年)、第一次世界大戦後の不況下、緊縮財政の煽りを受け、
宮内省御料牧場は廃止となり、県に移管されたとのこと。


外山牧場A


昭和61年(1986年)の玉山村教育委員会の解説に依れば、岩手県の民謡
外山節は、「明治22年から昭和12年まで宮内省御料牧場の支場となった
外山牧場の作業唄として発生した。
外山牧場には200人から300人の作業員が従事し、草刈りや運搬などの
作業唄としてよく歌われた。
御料牧場開場当初の作業員、上野キツ(安政6年生)橋本 フユ(明治10年生)が
中心となり、作業唄として歌い出し、外山節の元となり、完成したと
伝えられている。(正調外山節)
現在の外山節は昭和13年に、大西正子の三味線、武田忠一郎の編曲により、
キングレコードからレコード化され、戦後,民謡ブームに乗り、のど自慢
大会等で広く歌われて一般に普及し、岩手県の代表的民謡となっている」
とのこと。


旧馬検場落成式A

     明治37年(1904年)から明治45年(1912)年まで、盛岡市馬町(現清水町)に
     あった旧馬検場(馬のせり市場)の落成式の様子

盛岡市公式HPに依れば、「明治3年(1870年),民部省養馬懸出張所が
設置されたが、産馬事業の民有移管により、同14年(1881年)、岩手県産馬
事務所が創立された。
同事務所が明治23年(1890年)に改組して、盛岡産馬畜産組合が誕生する。
馬町馬検場を中心とする馬市は、同45年(1912年)まで行われ、その後、
馬検場は新馬町(現松尾町)に移った」とのこと。



武田忠一郎氏(1892年―1970年)は遠野出身の音楽家、音楽教育者、
民謡研究家で、東北民謡を五線譜に記録した最初の人であるという。
東北各地を訪ね、採譜した曲は3000曲余りに上り、「東北民謡の父」と
謳われている。
「東北民謡の父 武田忠一郎伝」黒沢勉著(信山社出版 1996年)に拠れば、
昭和7年(1932年)、「武田忠一郎は星川万多蔵と2人で外山へ出掛け、
作業員の唄を聞き、横笛を合わせて、これを採譜した」とのこと。
因みに、武田忠一郎氏はヴァイオリンの名手でもあったとのことで、
昭和5年(1930年)、岩手県で初のヴァイオリン教室を盛岡に開設。



臼澤みさきちゃん 外山節ライブ1



外山節 歌詞

可愛い音頭取り

♪わたしゃ外山の 日陰の蕨(わらび)
(ハイハイ)
誰も折らぬで ほだとなる
(コラサーノサンーサ コラサーノサンーサ)

※「ほだ」とは榾で、炉や竈(かまど)で焚く小枝や木切れ等の薪のことか?


♪わたしゃ外山の 野に咲く桔梗(ききょう)
(ハイハイ)
折らば折らんせ 今のうち
(コラサーノサンーサ コラサーノサンーサ)


♪南部外山 山中なれど
(ハイハイ)
馬コ買うなら 外山に
(コラサーノサンーサ コラサーノサンーサ)


♪外山街道に 笠松名所
(ハイハイ)
名所越えれば 行在所(あんざいしょ)
(コラサーノサンーサ コラサーノサンーサ)

※ 「行在所」とは、天皇陛下の行幸の折、旅先に設けた仮の御所、仮宮のこと。
行宮(あんぐう)、御座所(ござしょ)に同じ。


歌詞は他にも、色々とある。
また、お囃子も「ヤンコラサンーサ」という場合もある。

♪あんこ行かねか あの山越えて
わしと二人で蕨採り

♪わしと行かねか あの山陰さ
駒コ育てる 萩刈りに

♪外山育ちでも 駒コに劣る
駒コ千両で 買われ行く

♪日の戸越えれば 唐草松よ
外山牧場の お関所よ

♪蕨折り折り 貯めたる銭コ
駒コ買うとて 皆遣った





臼澤みさきちゃんの歌唱





福田廣平さんの歌唱


毎年7月下旬、外山節のその全国大会が発祥の地である盛岡市玉山区で
開催されている。
盛岡観光情報サイトには、「岩手を代表する民謡である外山節。
その全国大会を、発祥の地で開催します。
唄、踊り、少年・少女の部の各部門に全国の民謡愛好家が集結、
日頃の練習成果を競います」とある。

外山節全国大会A

                     
盛岡市公式HPより、拝借。



岩手日報20150322


                    
岩手日報 2015年3月22日付記事







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