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旧日本軍の小銃は時代遅れであったのか?② …サブマシンガン

 2011-10-21
旧日本軍の小銃は時代遅れであったのか?② 

…サブマシンガン


サブマシンガンは、拳銃弾を使用して射撃する小型の機関銃のことであり、
短機関銃、機関拳銃、旧日本軍では機関短銃と呼称した。

旧日本陸軍の制式銃、ボルトアクション式の三八式歩兵銃、九九式短小銃にしても、
アメリカ陸軍のセミオートマチックライフル、M1ガーランドにしても、小銃弾を
使用し、基本的には一発一発、標的に狙いを定めて発射する狙撃銃であり、遠距離
までの射程を持つ訳だが、近接戦闘に於いて弾丸をばら撒いて火力で圧倒し、敵を
制圧するには射線不足で向いてはいない。
接近戦で使用される銃器は、有効射程が50mであろうが、1,000mであろうが、
その射程の違いには意味が無く、携帯性と連射能力の高さが死命を決することに
なる。
野戦では射程不足から、サブマシンガンは小銃に撃ち負けるが、近接戦闘では
その連射能力の高さから、圧倒的な制圧火力が有利となるのだ。
サブマシンガンには、有効射程距離は短くとも、濃密な弾幕を形成出来る利点がある。



アメリカ陸軍では、第一次世界大戦の経験から、歩兵全員に全自動射撃の可能な
自動小銃の配備を理想と考えたようだが、大戦後の大幅な軍事予算縮小の状況下、
コスト面で不可能で、次期主力小銃は半自動の小銃として開発された経緯がある。

銃器の発射機構を自動化或いは半自動化した場合には当然、弾薬を大量に消費する
ことになる訳で、それには前線部隊に充分な弾薬補給を維持出来るだけの豊かな
兵站能力が求められる。
その背景として、国家の経済力が充実していることが大前提となる訳だが、
旧日本軍では、弾薬消費量が補給(国力)の限界を超えてしまうことから、
自動小銃や機関短銃の製作は技術的には可能であったが、制式化は断念したという。
前線に展開する部隊に自動小銃を装備しても、直ぐに弾薬不足に陥ったのでは、
戦力にならないことになる。

弾薬の大量消費は深刻な問題で、アメリカ軍でも、装弾方式が三八式歩兵銃と
同じボルトアクション方式のスプリングフィールドM1903小銃からセミオート
マチックのM1ガーランドに切り替えたことに依る「無駄弾撃ち」が問題とされた
ほどである。
M1ガーランドでは、射撃途中に弾薬を追加装弾することをせず、新しいクリップ
を装填する為に、弾倉内の残弾を適当に撃ち尽くす「無駄弾撃ち」が発生した訳だ。

百式機関短銃 400

旧日本陸軍 一〇〇式(百式)機関短銃

一〇〇式機関短銃は、第二次世界大戦に実戦投入された旧日本軍唯一の
制式サブマシンガンであった。

仕様
口径   8mm
銃身長 230mm
ライフリング 6条右転
使用弾薬 8mm南部弾(十四年式拳銃実包)
装弾数  30発(湾曲箱形弾倉)
作動方式  ストレートブローバック式(オープンボルト式)
全長  872m(着剣時 1260mm)
重量  3700g(前期型、空弾倉・銃剣無し状態)
    3440g(後期型、空弾倉・銃剣無し状態)
    4270g(後期型、装填弾倉・銃剣有り状態)
発射速度  450発/分   (前期型)
      700~800発/分(後期型)
銃口初速  334m/秒
有効射程 150m  最大射程 600m
製造数  約10,000挺

義烈空挺隊 400

そもそもサブマシンガンは一発必中を期す小銃とは違い、近接戦闘に於いて、
弾幕を張って、敵を制圧することを信条とするが、この一〇〇式機関短銃には
照準安定の為の立脚や遠距離を狙う為の照尺、銃剣の着剣装置まで装備されて
いたことからして、旧日本陸軍のサブマシンガンの目的、用途に関しては相当な
見当違いの認識を持っていたことが想像される。

アメリカ軍は約30万挺のサブマシンガンを実戦配備したというが、そもそもこの
一〇〇式機関短銃は約1万挺しか製造されず、主に、空挺(落下傘)部隊や砲兵
部隊・騎兵部隊に配備されたほか、戦争末期にはフィリピン戦線や沖縄戦線に配備
されたというが、使用弾薬が小銃弾とは別の8mm拳銃弾であったことから、弾薬
補給が絶望的に不充分であったろうことは想像に難くない。

トミーガン400

アメリカ軍 トンプソンM1&M1A1サブマシンガン

1920年から約14年間に亘るアメリカの禁酒法時代を背景に、
アル・カポネなどのギャング達が「シカゴ・タイプライター」「トミーガン」の
愛称で50連ドラムマガジン付きのトンプソンM1928を好んで使用したという。

トンプソンM1とは、そのトンプソンM1928A1を原型として、1942年に
アメリカで省力化を施し、1943年から大量生産されたサブマシンガンである。
トンプソンM1A1は生産性の低かったトンプソンM1の更なる改良型である。

トミーガン 沖縄戦400

仕様
口径   45口径(約11.43mm)
銃身長  267mm
使用弾薬  45ACP弾(0.45インチ)
装弾数  20発/30発(箱型弾倉)
作動方式  ストレートブローバック式(オープンボルト式)
セミ/フルオート切替式
全長  813mm
重量  4740g
発射速度  約700発/分
銃口初速  280m/秒
有効射程 50m

グリースガン400

アメリカ軍 M3サブマシンガン(グリースガン)

アメリカ軍の制式サブマシンガン、トンプソンM1,M1A1は高性能であったが、
コストが高く、生産効率が悪かった為に、性能を多少は落としても、生産効率の
良い新型サブマシンガンが求められ、鋼板のプレス加工と溶接のみで製造出来る
M3マシンガンが開発された。
グリースを機械に注入する工具に似ていた為、グリースガンとも呼ばれる。

M3射撃 400

仕様
口径 11.43mm
     9mm
銃身長  203mm
使用弾薬 45ACP弾(0.45インチ)
     9mmパラベラム弾
装弾数  30発(箱型弾倉)
作動方式 ストレートブローバック
全長  570mm
    745mm(銃床延長時)
重量  3700g
発射速度  400~450発/分
銃口初速  280m/秒
有効射程  50m












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