華やぐ日々よ …詠山史純の愚考拙文録 庭山由紀桐生市議会議員の除名処分 …本来は、リコールに依るべき

庭山由紀桐生市議会議員の除名処分 …本来は、リコールに依るべき

庭山由紀桐生市議会議員の除名処分 

…本来は、リコールに依るべき


6月20日、群馬県桐生市議会(定数22)で、庭山由紀市議(43歳)に対する
除名動議が可決され、庭山議員が除名されたことが注目されている。
本会議での採決では、出席議員20人の内、18人が賛成、2人が反対し、共産党
議員は採決前に退席したという。
除名動議可決に必要な出席議員の4分の3である15人を上回る18人の賛成で、
除名が成立し、庭山議員は失職した。

桐生市議会議員17名の連名で議会に提出された「庭山由紀桐生市議会議員に
対する懲罰動議文」には、「地方自治法第132条及び桐生市議会会議規則第142
条の規定に抵触するものとして、本動議を取り上げ、懲罰特別委員会設置の上、
地方自治法第135条第1項第4号の除名の処分を求める」とある。


※地方自治法 第2編 普通地方公共団体 
第6章 議会 第9節 紀律
第132条
普通地方公共団体の議会の会議又は委員会においては、議員は、無礼の言葉を
使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない。

※桐生市議会会議規則 第5章 規律(品位の尊重)
第142条
議員は、議会の品位を重んじなければならない


庭山氏のtwitterでの「放射能汚染地域に住む人の血って、ほしいですか?」
「毒物作る農家の苦労なんて理解できません」など、一連の言動が地元の
農協など9団体6事業者から辞職を求める要望書が提出されるほどに激しい反発を
喚起し、マスコミにも連日取り上げられ、世間一般からも非難を浴びたのだが、
そのtwitterでの記述自体が除名動議の根拠となっている訳ではない。
ツイートの発信が除名動議提出への発端にはなったものの、議会運営委員会で
の、「丹精込めて作ったものでも、高濃度の放射能汚染地域で作った農作物は
毒物だと思う」など、繰り返されて来た議会活動に於ける発言や行動が、自己
の政治的見解の表明に必要な限度を超え、議会の品位を著しく汚す無礼なもの
と判断され、公職の立場に相応しくないという趣旨の除名動議可決である。


庭山由紀氏300


庭山氏は2007年に桐生市議選で初当選。
2011年の同市議選では2279票を得て、5位で当選、2期目であった。

庭山氏はtwitterのプロフィールに
「群馬県桐生市で市議会議員、2期目。
デタラメ地方議会を代表すると言っても過言ではない桐生市議会の中で、
内部告発ブログやチラシをばらまき、孤軍奮闘中。先の1期4年の間に“問責”
ふたつと“懲罰(決議のおまけ付き)”を議会の皆様からいただき、三冠王達成!
(*゚∀^)vィェィッ 」
と自ら記しているように、議会の各会派のドアに「デタラメ議会撲滅宣言」と
貼り紙したり、一般質問で「八百長議会」と発言したり、文言の訂正を求める
要請文を破り捨てたり、全議員に皮肉を込めた「感謝状」を提出しては5日間
の出席停止の処分を受けたりと、反骨精神旺盛な暴れん坊であったようだ。


庭山氏表彰状300


「庭山由紀」氏の名相から読み取れるお人柄からしても、同僚議員諸氏から、
さぞや嫌悪感を抱かれていたであろうことは想像に難くないが、庭山氏は
「問責」「懲罰」を受けたという問題児振りを発揮した1期4年間の議員活動を
経た上で尚、市民の支持を受けて、2期目の選挙に5位で当選しているのである。
選挙で選ばれた議員という立場は、尊重されるべきものである。
その議員という身分を剥奪するからには、民主主義的な手続きを経て、慎重に
行われるべきであって、庭山氏への指弾は本来、リコール(解職請求)の制度
に則って、住民の審判の任せるべきであった。

「ばーか」「キチガイ」「うるさいよ」「うんこたれとその仲間たち」
「クソ教育委員会」「群馬県大澤恥事」と常軌を逸した悪態を吐き放題の
庭山氏であるが、2279票の支持を得て当選した議員の身分は重い。
市町村議会に依って、除名された議員は、地方自治法の規定で処分日から21日
以内に申請すれば、知事に依る議会の除名処分取り消しの審査を受けられる。
さて、庭山氏は処分取り消しの審決を申請するものか、否か。



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2012/06/23 04:54 | 現代社会雑感COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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