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日陰に咲く名花 …自衛隊員諸氏の名誉を踏み躙る事勿れ

 2012-07-28
日陰に咲く名花 

…自衛隊員諸氏の名誉を踏み躙る事勿れ


6月12日、陸上自衛隊第1師団では1970年から42年振りに、東京都板橋、
練馬両区の市街地で、約30名の隊員が行軍訓練を実施した。
これは、陸上自衛隊の精鋭であるレンジャー隊員養成訓練の最終課程として、
17名の訓練生が静岡県の東富士演習場からヘリコプターで板橋区の戸田橋緑地
に到着した後、迷彩軍装のまま、小銃を携行した完全装備(実弾は未装填)で、
約6.8kmの距離を荒川河川敷から住宅街なども通過し、練馬区の練馬駐屯地
まで行軍したもの。
レンジャー訓練は通常、自衛隊の駐屯地や演習場などで行われているが、今回
の訓練は都心での災害救助やテロ攻撃なども想定し、都内の市街地で行われた。

陸上自衛隊に於ける「レンジャー」は、他国の陸軍に常設されている特殊部隊
の組織とは違い、特別に優秀な自衛隊員に与えられる隊員個人の資格であるが、
その能力はアメリカ陸軍特殊部隊「グリーンベレー」の隊員同様、優れた戦闘
技能を身に付けた精鋭隊員であり、編成次第では特殊部隊の機能が求められる
特殊作戦行動も可能である。





この訓練の行軍コースの一部周辺住民6氏が6月4日、東京地裁に同訓練中止を
求めて、仮処分申請を申し立てたが、東京地裁は11日に却下した。
申立書では、敵陣での襲撃や妨害工作を行うレンジャー隊員を「侵略戦争の為
の要員」であり、この訓練は「戦争の準備行為」に当たるとしている。
そして、この訓練の実施は、平和の内に生存する権利(平和的生存権)と生命、
身体の安全や平穏に生活する権利(人格権)を侵害するものであると言うのだ。
人様々にお考えもあろうが、たとえ非武装中立を宣言して、我が国民は戦争を
好みませんから、平和に暮らしますので、戦争を仕掛けないで下さいませと
周辺国に伝えたところで、そうは問屋が卸さないのが国際社会の現状である。
陸海空自衛隊三隊は、その装備からして、外征は物理的にも不可能である。
レンジャー隊員は万が一の「防衛戦争の為の要員」であり、自衛隊が侵害する
という日本国民の「平和的生存権」「人格権」を逆に守り抜く為に、高度な戦闘
技能と誇り高き自己犠牲の精神を研き続けているのである。
行軍コース沿道では「自衛隊レンジャー 市街地行軍反対!」などと書かれた
横断幕を掲げた反対住民たちに非難の声を浴びせ掛けられたとのことであるが、
きっと中には、3ヶ月にも及ぶ過酷なレンジャー訓練に耐え抜いた訓練生に賞賛
の拍手を送り、「ご苦労様」「お疲れ様」「お見事です」と笑顔で慰労の声を掛け
てくれた人々もいたはずである。
晴れて、レンジャー徽章を授与された隊員たちには、たとえ僅かであっても、
そんな同胞の温かい敬愛の声を「誇り」と感じて、そっと胸の内に仕舞って
おいて欲しいものである。


統合防災演習A400


7月16日夜から17日午前に掛け、陸上自衛隊第1師団第1普通科連隊の隊員
約300名が参加して、統合防災演習が行われた。
首都直下型地震発生で車両の使用が困難な状況を想定し、練馬駐屯地から
東京23区の各区役所まで2名ずつ、計46名が連絡要員として、徒歩で出向き、
情報収集や通信の訓練が行われた。
これは、災害時の被害状況や出動要請の有無などを確認する統合防災演習で、
自衛隊は東京23区に「隊員を区役所庁舎内に立ち入らせてほしい」と要請して
いたが、千代田区、中央区、港区、新宿区、目黒区、世田谷区、渋谷区、北区、
中野区、杉並区、豊島区の11区役所は、隊員の立ち入りを拒否した。
区職員の立ち会いも要請していたが、千代田区、中央区、港区、墨田区、
世田谷区、渋谷区、中野区の7区の防災担当職員は立ち会いを拒否した。

自衛隊は東京23区に、①庁舎内に立ち入らせ、通信訓練を行う朝まで、
待機させて欲しい、②庁舎の駐車場を使わせて欲しい、③防災担当の職員に
立ち会って欲しいとの3項目を要請していたという。
隊員の庁舎内立ち入りを許可したのは、台東区、荒川区、板橋区、練馬区、
足立区、葛飾区の6区のみで、庁舎内の会議室などで待機出来たが、墨田区
では、区の本庁舎には入れず、墨田清掃工場で待機させられたという。
文京区、品川区では、庁舎駐車場で車中泊は出来たとのこと。
陸上自衛隊第1師団第1普通科連隊の石井一将連隊長は、全面的な協力を
得られたのは7区のみであったと語った。


統合防災演習B400


16日午後7時、46名の連絡要員が練馬駐屯地を出発するに当たって、「市街地
での災害訓練反対!」「基地へ戻れ」との反対派のシュプレヒコールや非難の声
を浴びせられる中、「自衛隊頑張れ」という励ましの声も上がったという。
最も遠い大田区に向かった隊員たちが大田区役所に到着したのは、17日未明の
午前3時50分。
夜通し歩き通して来た隊員たちを、区の課長は庁舎内には立ち入らせなかった。
ある区の防災担当職員は、「区民との接触を避けて欲しい」「迷彩服姿を庁舎内
で見せないで欲しい」と隊員に申し入れたという。
練馬区では住民監査請求を受け、申立人の弁護士は「自衛隊員に区役所の水、
電気を使わせるのは自衛隊法などに照らして違法だ」と主張しているという。
23区の内、12区が「自衛隊に区の施設を使わせるな」という内容の申し入れを
区議会会派や市民団体から文書で受けていたことを認めている。


被災地B400


東日本大震災に於ける災害派遣に、自衛隊は全人員の半数近くに当たる10万名
を投入し、総力を挙げて、人命救助や救援物資の輸送、給水・給食支援、入浴
支援、道路啓開等、様々な生活支援を献身的に展開、被災地の人々がどれほど
自衛隊員各員の自己犠牲的精神を発動させての大貢献に感謝しているのかを
目の当たりにしていながら、選りに選って、防災演習に於いてでさえも尚、
このような冷淡極まりない継子扱いの処遇である。
日本の国民は、どこまで自衛隊員の名誉を踏み躙れば、気が済むと言うのか。

自衛隊は昭和29年(1954年)の発足以来、守るべき国民から否定され続け、
罵倒され続け、法制も不備なまま、小火器のみの装備で危険な海外派遣まで
されられ、政治家からも防人に対する最低限の敬意すら払われることの稀な、
恵まれない環境に在りながらも尚、厳格で高い士気を保ち続けているという
「奇跡の軍隊」である。
自衛隊は違憲であると言うが、そもそも自衛隊が違憲と判断されるような
連合国軍最高司令官総司令部GHQのお仕着せの翻訳、マッカーサー憲法を
60年以上も後生大事に崇め奉っていること自体が間違っているのである。


被災地C350


「ミッドナイトイーグル」という、2007年公開の映画がある。
その中のワンシーンに、大沢たかおさん扮する戦場カメラマンの西崎優二が、
吉田栄作さん扮する自衛隊空挺部隊三等陸佐の佐伯昭彦に「軍隊」という言葉
を使ったところ、佐伯三佐は「自衛隊だ」と呼び方を訂正する場面がある。
この台詞には、自衛隊員自身が日本に於ける自衛隊の存在根拠が法制上も、
政治的にも難しい立場に置かれていることを良く理解した上で、自己規定
していることが表わされている。

吉田茂元首相が昭和32年(1957年)、防衛大学第1回卒業生に語ったという
有名な訓示がある。
「君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、 歓迎されることなく、
自衛隊を終わるかも知れない。
きっと非難とか叱咤ばかりの一生かも知れない。御苦労だと思う。
しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃
されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面
している時だけなのだ。
言葉を換えれば、君達が日陰者である時の方が、国民や日本は幸せなのだ。
どうか、耐えて貰いたい」
この訓示は、昭和32年3月、防衛大第1回卒業式に於ける祝辞や訓示とされて
いるようだが、実際には、昭和32年2月に大磯の吉田首相の邸宅を訪問した
防衛大学1期生の代表3名に語った言葉であるというのが真相のようである。
55年前の吉田茂元首相の言葉は現在でも尚、生きている。
確かにそうなのであるが、忘れていけないのは、自衛隊員が日陰者であること
に耐えるには、自らが自衛隊員であることを名誉に感じること、その誇りが
必要不可欠なのである。



被災地A400


私はここでは敢えて、自衛隊員を「誇り高き国軍の軍人」として語りたい。
「名誉」という言葉は、穏やかな日常生活の中でそうそう聞くことも、
自ら語ることもない言葉であろう。
名誉とは、能力や行為が優れた評価を得ている様であり、社会的に認知されて
いる個人や集団の人格的価値を指す。
アメリカ合衆国の軍人に授与される勲章の中で最高位の勲章は、議会の承認を
得て、大統領から直接授与される議会名誉勲章(Congressional Medal of Honor)
であるが、単に名誉勲章(Medal of Honor)と呼ぶことの方が多い。
授章基準及び対象は、「戦闘に於いて、その義務を超えた勇敢な行為をし、
若しくは自己犠牲を示したアメリカ軍人」とされている。
アメリカ軍人は、Honor(名誉)を至上の価値と捉えているのだ。
アメリカ陸軍史上に名を残す、偉大な軍人であったダグラス・マッカーサー
陸軍元帥は1962年、82歳の時、ウェストポイント陸軍士官学校で、若き士官
候補生たちに「Duty, Honor, Country(義務と、名誉と、祖国)」を重んじて、
努力するように説いた、有名な演説を行なった。
軍人は名誉を糧として、生きるのである。
日本国民は、自衛隊員諸氏の名誉を踏み躙る事勿れ。











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