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祝詞奏上(のりとそうじょう) …己の脳内言語で祈りを捧げる

 2013-12-27
祝詞奏上(のりとそうじょう) 

…己の脳内言語で祈りを捧げる



神徒は、祝詞(のりと)を奏上する。
祝詞は、「宣り言(のりごと)」「宣り聞かせる言葉」を語源とするようで、
古くは神職がご祭神に対して、その霊力を讃え、祈願するところの成就を願う
言葉を申し上げる「奏上体」の祝詞と、祭祀の場に参集した人々に対して、
神に奏上するその祭祀の意義や目的を宣り聞かせる「宣命体」の祝詞に大別
されたようである。

奈良時代、律令体制が整備された段階で、神に向かって捧げられる言葉は
中国の「祝文」に倣い、総べて「祝詞」と包括されたということであるが、
そもそも、神々の霊力を讃える「タタエゴト」(讃えごと)
願い事の成就を祈る「イハヒゴト」(祝ひごと)
祭儀の前に祓い清める為の「ハラヘコトバ」(祓え言葉)
卜占の結果を文字に表わした「ノリト」(祝詞)
天皇の長寿を讃える「ヨゴト」(寿詞)
葬儀で死者を弔う「シノビゴト」(誄《しのびごと》)と
用途別に呼び名が細分化されていたとのことである。

神道に於いて際立つのは罪や穢れ(けがれ)を清める「禊祓え」
(みそぎはらえ)の思想であろう。
日々の祈りの中でも、祈願を目的としてご神前に奏上する祝詞と祓い清めて
頂く為に唱える「祓詞」(はらえことば)とは一線を画するものである。
祓詞にも、神社や神道教団の流派に依って、その言葉使いや漢字の訓みに
若干の違いはあるものの、本質的な相違ではない。


神棚A


「天津祝詞(あまつのりと)」《「禊祓詞」みそぎはらへのことば》

『高天原(たかあまはら)に 神留坐(かむづまりま)す
 神漏岐(かむろぎ) 神漏美(かむろみ)の 詔以(みこともち)て
 皇親神伊邪那岐(すめみおやかむいざなぎ)の 大神(おおかみ)
 筑紫(つくし)の 日向(ひむか)の 橘(たちばな)の 小門(をど)の
 阿波岐原(あわぎがはら)に 禊祓(みそぎはら)へ給(たま)へし時(とき)に
 生坐(あれま)せる 祓戸(はらひど)の 大神等(おおかみたち)
 諸々(もろもろ)の枉事罪穢(まがごとつみけがれ)を 祓(はら)ひ給(たま)へ
 清(きよ)め 給(たま)へと 申(まを)す事(こと)の由(よし)を
 天(あま)つ神(かみ) 国(くに)つ神(かみ) 
 八百万神等共(やほよろづのかみたちとも)に 聞食(きこしめ)せと
 畏(かしこ)み 畏(かしこ)みも 申(まを)す』(文責在詠山史純)

この「祓詞」を簡略にしたものが、「略拝詞(りゃくはいし)」である。

『祓へ(はらえ)給へ(たまえ) 清め給へ』
或いは、『祓え給へ 清め給へ 守り給へ 幸栄え(さきはえ)給へ』
(文責在詠山史純)


祈りA


自宅などの神棚のご神前で唱える、祈願目的の祝詞には「神棚拝詞」がある。

『此の神床(かむどこ)に坐(ま)す 掛けまくも畏(かしこ)き 
 天照大御神等(あまてらすおおみかみたち)
 産土大神等(うぶすなのおおかみたち)の大前(おおまえ)を
 拝(をろが)み奉(まつ)りて 畏(かしこ)み畏みも 申(もう)さく
 大神等(おおかみたち)の広き厚き御恵(みめぐみ)を
 辱(かたじけな)み奉(まつ)り 高き尊き神教(おしへ)のまにまに 
 直(なお)き正しき真心もちて 誠の道に違(たが)うことなく 
 負(お)ひ持つ業(わざ)に励ましめ給ひ
 家門(いえかど)高く 身健(みすこやか)に 世のため 人のために
 尽くさしめ給へと畏(かしこ)み畏みも 申(まを)す』(文責在詠山史純)


このように、神道に於ける祝詞は、「やまと言葉」を用い、ご神前で語り掛けるように
奏上する「祈りの言葉」である。
私の思考回路は、日本語を脳内言語に変換するので、大和言葉の祝詞を唱えて、
日本語で祈りを捧げているということである。


「いのる」の「い」は「斎」であり、「のる」は「宣る」である。
また、「いのる」は「意乗る」で、「意」を言葉に「乗せて」
神々にお伝えすることである。
誠の心から湧き出ずる神聖な言葉を発することに依って、その言葉の霊力、
「言霊」が発揮され、捧げた祈りが現実化して、願いが成就するという
言霊(ことだま)への信仰が「祈り」の根底にある。
つまり、祈りはその内容を言葉にして、口に出すことが肝要と言える。
高度難聴の方は発語出来なくても、無音の脳内言語を捧げれば、良いのである。
私は日々、祈りを捧げつつ暮らしているが、神主さんのように朗々と祝詞を
唱えることはないものの、自宅でも神社でも、祝詞も祈りの詳細も呟くように、
囁くように口に出して、ご神前で語り掛けている。



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