華やぐ日々よ …詠山史純の愚考拙文録 占いの歴史夜話④…万葉集に詠まれた足占、水占、石占

占いの歴史夜話④…万葉集に詠まれた足占、水占、石占

占いの歴史夜話④ 

…万葉集に詠まれた足占、水占、石占




足占(あしうら)が、足をどのように使った占い方法であったのか、
確かな記録がないので、想像の域を出ないのであるが、単純に考えて、
あそこまで歩くと目標の位置を決めておき、左右の足を踏み出す度に
一歩一歩、「叶う、叶わない」など、交互に吉凶の言葉を繰り返しながら、
目標の位置に到達した時の足が左か右かで判断したのではないかと思われる。
きっと、「好き、嫌い」を繰り返しながら、花弁を一枚一枚取って行く
花占いと、基本的な発想は一緒であったに違いない。


第4記事1
「PAKUTASO」様より、フリー素材を拝借。


水占(みなうら)もまた、どのような方法で行われたのかは定かでないが、
江戸時代の国学者伴信友の占いに関する著書「正卜考(せいぼくこう)」に、
「縄のような物を使用したのではないか」との記述がある。
縄や紐の類いを使うとすれば、それを川の流れの中に漂わせ、その流れ具合
などで占ったのではなかろうか。
川の流れの中に紐の類を張って、それに引っ掛かる物や、その数などに依って、
吉凶を占ったのではないかという説もある。
もっと単純に、石を投げ入れてみて、その様子で占うとか、水の濁り具合で
占うとか、水面を水鏡にして、何かを見て占うとか、様々に想像出来る。

水占と言えば、現代では京都鞍馬の貴船(きふね)神社が有名であるが、
この水占は「みなうら」ではなくて、「みずうら」と読む。
「水占おみくじ」と言って、水に浮かべる前には文字は見えないが、境内の
ご神水に浮かべると文字が浮かんで見えて来るというおみくじである。


第4記事1
By Philippe Romagon
GATAG様 フリー画像・写真素材集1.0より拝借。


石占(いしうら)も具体的な方法は分からないが、歌(420)に「夕占問ひ
石占もちて」と、「もちて」いう言葉があることから、石を持ち上げてみて、
その時に自分が思ったよりも重く感じるか、軽く感じるかという感覚で占った
可能性が高いと思われる。
その他に石を用いるとすれば、樹木や神社の鳥居などの上に石を投げてみて、
その石が乗るか落ちるかで占うというのもある。
栃木県日光市の滝尾神社の参道にある鳥居は「運試しの鳥居」と呼ばれ、
額束(がくづか)という部分の真ん中に穴が空けてあって、その中に小石を
三つ投げてみて、上手く通ったら願いが叶うという、昔ながらの石占が
残されている。


第4記事3
「PAKUTASO」様より、フリー素材を拝借。





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テーマ : 歴史雑学 - ジャンル : 学問・文化・芸術

2016/11/19 10:00 | 占いの歴史COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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