華やぐ日々よ …詠山史純の愚考拙文録 占いの歴史夜話⑫…古代人の占いの概念

占いの歴史夜話⑫…古代人の占いの概念

占いの歴史夜話⑫ 

…古代人の占いの概念



「自分の将来が知りたい」「未来を見通すことが出来たなら…」という願望は、
程度の差こそ有れ、誰しもが胸に抱いている感情ではなかろうか。
古代に生きた我々のご先祖様は、人知の及ばない未来のことを何とか探ろうと
様々な方法を考えては、工夫に努められた。

「占い(ウラナイ)」の「ウラ」は古い言葉で、「眼には見えないもの」「表に
見えないもの」を意味している。
「ウラ」を漢字で書くと「裏」になり、また「心」にも「占」にもなる。
「占い」というものをこのような語源から考えてみると、「表」の世界の物事に
現われる現象や兆候から、神様の「心」を拝察することで、隠されて見えない
「裏」の世界を知るという意味合いがあるのであろう。
そこで知ることが出来た「裏」の世界を「表」の世界の事象と照合させる
「裏合い」(ウラアイ)で、将来の物事の成り行きや吉凶を予知することに、
「占い」という言葉は由来するのではないかと考えられる。


第12記事1
「PAKUTASO」様のフリー写真素材を拝借。


そうであれば、占いとは本来、様々な形態で定められた方法に依って、
将来に何が起こるのか、そして、それは幸せなことなのか、そうではないのか、
望んでいることが叶うのか、叶わないのかなど、人知の及ばない未来のことを
予め知りたいと願い、期待や不安を込めて、真摯に「神意を問う」行為である
と言えるであろう。
そして、古代の人々は占いの結果を、「神の意志の表現」であると素直に捉え、
受け入れたのであろう。

農業や漁業を生業として暮らしていた古代の人々の生活は、現代よりも遥かに、
天候や災害などの自然現象に大きく左右されたことであろう。
冷夏や暖冬などの天候不順、台風や地震などの自然災害の有無がそのまま
農作物の生産量や漁獲量に決定的な影響を及ぼしたことであろう。
古代の人々が、未来の出来事を予測しておきたいと切実に願い、占いに託して、
神意を問うたのは至極、当然なことであったと言える。


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テーマ : 歴史雑学 - ジャンル : 学問・文化・芸術

2016/11/24 19:10 | 占いの歴史COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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