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社名(商号)変更の歴史夜話㊼…キッコーマン㈱

 2017-06-11
社名(商号)変更の歴史夜話㊼

…キッコーマン㈱



我が国では1980年代、社名(商号)を変更する企業が急激に増加した。
「早稲田商学」357号(1993年7月)所収論文「社名変更に対する株式市場の反応」
の研究に依れば、「1981年4月から1992年3月までに,東証1部上場企業で
社名を変更した企業は175社に及ぶ」とのことである。

企業は様々な理由で、社名を変更する。
社名変更の主な理由としては、「事業の多角化や業態の変更、事業領域の拡大」、
「合併や吸収」、「略称や通称への変更」、「ブランド名への変更」、「イメージ刷新」、
「系列や傘下入り」等が挙げられる。
何れにせよ、企業は経営全般の革新、イメージの向上、社内の活性化など、
何らかのプラス効果を期待し、社名変更を行なうはずである。

相と実体は相関関係にあり、人物の名相にその後天運が暗示されている様に、
会社名(法人名、商号、屋号)の名相にも、その企業の栄枯盛衰の有り様が
暗示されている。
不思議なもので、成功する企業は自ずと吉祥名を選定する様になっている。


キッコーマン㈱

明治20年(1887年)、「野田醤油醸造組合」を結成。

大正6年(1917年)、「野田醤油株式会社」設立。「万上味醂株式会社」設立。

大正14年(1925年)、「野田醤油醸造」と「万上味醂」、「日本醤油」が合併。
茂木佐平次家の「亀甲萬」を統一商標とした。

昭和2年(1927年)、東京市場に於ける商標を「キッコーマン」に統一。

昭和15年(1940年)、全国に於ける商標を「キッコーマン」に統一。

昭和39年(1964年)、「キッコーマン醤油株式会社」に社名変更。

昭和55年(1980年)、「キッコーマン株式会社」に社名変更。


第78記事1


「亀甲萬」の商標は、創業家の一家、茂木佐平治家が使っていたもので、
茂木家が香取神社の氏子総代を務めていた亀甲山・香取神宮に由来するという。
「亀甲」に「鶴は千年、亀は萬年」の「萬歳の仙齢」にあやかって、「萬」の字を
添えたものと思われる。


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