社名(商号)変更の歴史夜話(57)…ヤマハ㈱

 2017-06-11
社名(商号)変更の歴史夜話(57)

…ヤマハ㈱



我が国では1980年代、社名(商号)を変更する企業が急激に増加した。
「早稲田商学」357号(1993年7月)所収論文「社名変更に対する株式市場の反応」
の研究に依れば、「1981年4月から1992年3月までに,東証1部上場企業で
社名を変更した企業は175社に及ぶ」とのことである。

企業は様々な理由で、社名を変更する。
社名変更の主な理由としては、「事業の多角化や業態の変更、事業領域の拡大」、
「合併や吸収」、「略称や通称への変更」、「ブランド名への変更」、「イメージ刷新」、
「系列や傘下入り」等が挙げられる。
何れにせよ、企業は経営全般の革新、イメージの向上、社内の活性化など、
何らかのプラス効果を期待し、社名変更を行なうはずである。

相と実体は相関関係にあり、人物の名相にその後天運が暗示されている様に、
会社名(法人名、商号、屋号)の名相にも、その企業の栄枯盛衰の有り様が
暗示されている。
不思議なもので、成功する企業は自ずと吉祥名を選定する様になっている。



ヤマハ㈱

明治20年(1887年)、山葉寅楠(やまは とらくす)氏が、浜松尋常小学校で、
アメリカ製オルガンを修理し、その構造を学ぶ。

同年、山葉寅楠氏は、日本最初の本格的オルガンの製造に成功。

明治22年(1889年)、「合資会社山葉風琴製造所」を設立。

明治24年(1891年)、「山葉風琴製造所」が解散。
「山葉楽器製造所」を設立。

明治30年(1897年)、「山葉楽器製造所」を改組し、「日本楽器製造株式会社 」
を設立。

昭和62年(1987年)、山葉寅楠氏のオルガン修理から100周年を記念し、
「日本楽器製造株式会社」を「ヤマハ株式会社」に社名変更。


第88記事1
山葉寅楠氏と山葉風琴製造所


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